CH340kでusbシリアル変換モジュールを作ってみた

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はじめに

秋月電子で販売しているUSBシリアル変換ICのCH340Kを使ってみた。 価格がなんと70円で激安。 まずはテストしてみて上手く使えそうなら、作品に組み入れていこうかな。

akizukidenshi.com

目次

つかったもの

  • ピンソケット(4ピン)

回路図

データシートのサンプル回路図(下図)を参考にUSBシリアル変換器を作ってみる。 V3ピンとVccピンに接続している1uFは結構重要。これをつけてないとPCに認識されない。 今回はダサいけどユニバーサル基板に実装しやすいのでUSBタイプBを使うことにした。 RXD,TXD,VCC,GNDはソケットピンに接続してジャンパワイヤで接続できるように設計。

完成品

ちょっと配線は美しくないね。汚い。 わかりやすいようにラベルをつけてみたぞ。

ドライバのインストール

Linuxの場合はドライバをインストールせずに/dev/ttyUSB0として認識された。 Windowsの場合はドライバをインストールする必要がある。秋月のホームページに 記載されているリンクは古いドライバの案内となっている(2022年10月16日時点)ので 以下のリンクから最新バージョンをダウンロードしてドライバをインストールしてね。

www.wch-ic.com ドライバをダウンロードしてきたら、SETUP.EXEをクリックしてインストール開始。

CH340kドライバのインストール
ドライバがインストールが無事インストールされれば、デバイスマネージャーで認識されるはず。
CH340kがWindows11デバイスマネージャで認識されている

テスト

Atmega328Pからシリアル通信で数字を出力して、CH340kで読み取りテスト。Atmega328Pに書き込んだコードは以下。

int i = 0;
void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  Serial.begin(9600);

}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  Serial.println(i);
  i++;
  delay(1000);
  

}

CH340KとAtmega328Pを接続した様子。

CH340K 自作シリアル変換モジュール

思った以上に簡単にできてしまった。Windows11ではドライバ周りですこし詰まったが、こんなに安くてちゃんと使えるとは感激。 今後どんどん使っていこう。

<参考文献>

USBコネクタ ピン配置 (ピンアサイン) ケーブル色|ぴーしーとこうさく

http://www.wch-ic.com/downloads/CH341SER_ZIP.html

CH340KでESP32の書き込みをしてみた|akita11|note

ESP32の書き込み用にCH340Kを使った回路を作ってみました(失敗) | kohacraftのblog