はじめに
HC161AFは表面実装基板をDIP化する変換基板を作ってみる。サンハヤトから発売されているプリント基板作成キットを使用して作っていきます。
使ったもの
- 感光基板製作入門キットPK-12
CADでマスクを作成
cad はkicadを使って書いて行きました。hc161afのcadデータが無かったので自分で自作していきました。
基板一面にできるだけ多く変換回路を書きたいので、出来上がったマスクデータを画像ソフトで複製して仕上げる。
紙に印刷してみる。
大きさなど合っているか確かめてみる。 バッチリサイズは合っているかな
フィルムに印刷
裏表があるので注意。ザラザラした面にインクが載るようにセット。印刷面を間違えると全くインクが載らない。
蛍光灯で露光
これが結構難しい。机の電気スタンドを使って感光しました。できる限り蛍光灯と基板を近づけて、14分で露光しました。環境によって条件が異なるので各自条件だしをしないと行けないかなと言う感じ。少なくとも初回は失敗を覚悟する必要がありそう。失敗したくない時はサンハヤトの露光スタンドを購入すると良いかもな。条件出ししたデータが公開されているので上手くいく確率が増えるのでは。
現像
現像液を作り現像。しばらく基板を揺らしておくとレジストが剥がれてパターンがくっきり見えてくる。エッチングしたい部分のレジストがしっかり落ちていればオッケー。見込みがなさそうならここでプロセスをストップするほうが良いかな。
エッチング
エッチング液を袋に入れて基板も入れてフリフリ。だんだん銅が溶けて溶液の色が濃くなってくるはず。
廃液処理
エッチング液は絶対に下水に流さないこと。 現像液だけ廃液処理をしていく。アルカリ性なので酸性の食用酢酸で中和していく。 カスが析出してきて溶液の色が黄色っぽくなったら終わり。pHを測れたらもっと確実かもしれない。漏斗とコーヒーフィルターで濾過して、濾過した廃液は下水へ流し、析出した物質は燃えないゴミへ。廃液処理は嫌になりますね。
基板の穴あけと分割
歩留まりは50%。低いね。
はんだ付け
オスピンを半田づけ
完成